チョークアートにデッサンは必要?

アート全般に対して言えることですが、

デッサンの技術はとても重要だと考えます。

 

リアルな立体的な絵を描くならもちろん、

2Dの平面画である マンガや絵本の挿絵のような

デフォルメされた絵を描くしにても、

絵の基本となるデッサンの技術を持っている人と

そうでない人とでは「差」が出てきます。

 

その「差」は一般の人にはそう感じない程度のものから

これはちょっと...と誰が見てもどこかおかしい、と感じてしまうものまで、いろいろあると思います。

 

絵なんて、感性で描いてるものなので、どれが正解。なんてこともないので描いた本人の自己満足で構わないのだけど、

「上達したい」「上手く描きたい」と思っているなら、軽視できない大事な技術だと思います。

 

マンガや絵本やキャラクターの2D画も、基本を知ってからのデフォルメ です。

基本を知らないままに崩しても、ただ崩れただけ、に見えてしまう危険性は大きいです。

 

家を建てるのと同じで、基礎がしっかりしていないと、その上にどんな家を建てたとしても  次第に傾いてしまい

欠陥住宅になるのと同じことです。

 

 

で、本題です。

チョークアートにデッサンは必要か?

 

チョークアートはモチーフを立体に描くアートです。

立体に描く必要がない、と思われる方は、ここで終わってください(*^^*)

 

立体に見せるためにはやはりデッサンの技術はあるに越したことありません。

そして、プロ、インストラクターなんて資格まで当たり前に広がっている 

アート界ではちょっと異質なチョークアート界。

もとから商用として、商売が成り立つような世界が作られちゃってるんですね。

(これも個人的にはいろいろ思うところはありますが、、、(-_-;))

 

もちろん「趣味で自分のために描きたい」と思っている人は自分の納得のいくやり方で構わないと思います。

デッサンもやりたいと思えばやる。でOK。

でも「プロ、インストラクターを目指す」「すでにプロで講師です」って場合は

やりたい時にやる。ではちょっと無責任。。。では?

お金をいただく、ということはそれに応じて責任が発生するものです。

ホントは怖い商売の世界です。

クレームついたらなかなか挽回できない  世知辛い世界です。

いい加減な技術のままでは、ライバルにも負けてしまいます。

 

と、ここまで話すと、

じゃあデッサンを習いに行かなきゃ行けないの?でも、習得するのにかなり時間かかるよね...

難しそうだし、私には無理そう。。。

第一、面白くなさそうだし時間もない。

美大とか行ってないから。。。

でも、、、このままだとプロもインストラクターも諦めなきゃいけないの?

なんて不安になってしまったと思います。ごめんなさい。

 

チョークアートでのデッサンの技術。

あるに越したことないです。

でも、習得しようと思うとかなりの時間がかかります。

チョークアート教室に来てくれる生徒さんの多くは「上手くなりたいけど、そこまで手間と時間をかけたくない」

という人がほとんどだと思います。

「チョークアートは絵の経験のない人でも気軽に始められる」というのがちまたでの売り文句。

後からデッサンの技術がいるなんて言われたら「詐欺だ!」って叫びたくなりますよね(;^ω^)

 

チョークアート教室でまとめてなんとかしてくれないの?

 

生徒さんとは教室にとっては「お客様」。世のお客様は大抵ワガママです(^▽^;)

このワガママに応えられる教室が  やっぱり生き残っていけるんだなぁと最近実感してますが。。。

 

なので考えました。

ワガママな生徒さんに応えるために(*^_^*)

いや、上達を願う生徒さん達のために!(≧▽≦)

 

デッサンの教室はもちろん、美大の経験も、美術部に在籍したことすらなくても、

デッサンの技術を手にすることはできないか?

そもそもデッサンって、なに? どんな目的でやるもの?

チョークアートにおけるデッサンの重要性って?

 

いろいろ考察し、美大経験なしでチョークアート歴11年の経験からのY's colorの答えは、

 

「デッサンの目を持てばいい」です(*^^*)

 

デッサンの目的はモチーフを正しく描く。

立体感や奥行、空間、質感さえも鉛筆で描き表す技術。

この技術を習得するのに大事なことは「立体を見る目」

描き表す手のほうより、立体がなぜ立体に見えるのかを理解する目、が重要だと気づきました。

なぜ立体に見えてるのか、が分かるとモチーフを頭の中で平面に変換できるようになり、

手に伝達して紙の上に立体の絵が描けるようになります(*^^*)

 

どういうこと???

と余計分からなくなってしまいましたか?(^▽^;)

 

ようはこういうこと。

まずはりんごを1個  紙に鉛筆で描いてみましょう。

デッサンの経験のない方、立体の描き方がまだ分からない方が描くと、こんな風になってませんか?

 

とても立体的、とは言えませんね(;^ω^)

 

では、実際にりんごを一つ用意してみてください。なければ想像でも構いません。

持ってるるもりでジェスチャーしてください。

 

まず自分の正面で左手でりんごを持ちます。 右手の人差し指でまずはど正面  ヘタの付け根からおしりの凹みまで

すーっと縦になぞってみてください。

もしもこの人差し指からインクが出てるとしたら、りんごにどんな線が描けますか?

ど正面の線はまっすぐ一本線になると思います。

指先では凹みも膨らみも感じられたけど、真正面の線は直線になりますよね。

このど正面一本線をさっき描いたりんごの絵に描き足してください。

 

次に今見えてるりんごの左右のアウトラインを指でなぞってみましょう。

ヘタの凹みから一度膨らんで、そして下へ下ってお尻の凹みへ。

また指からインクが出てるとしたら...りんごの形そのものの縁取りができますよね。

この指でなぞった感覚のままの線を  また先ほどの絵に描き足します。

ほぼ真ん丸だったりんごとはちがう、ちょっとそれっぽいアウトラインのりんごが描けました。

 

では次、また実物りんごに戻って、正面の線とアウトラインの線の中間辺りをまた縦になぞる。反対側も同じくなぞる。

正面みたいに真っすぐ線じゃなくて、でもアウトラインほどのカーブじゃない、というその中間くらいのカーブが描けます。

ヘタの凹みからの膨らみ、直線的なゆるやかなカーブを経てお尻の凹みへ、指先はどの線をなぞっても同じカーブ感を感じていても

線の形は角度によって違ってきています。

その線の形に注意してまた描き足すます。

こんな感じに人差し指がなぞった形そのままに線を描いていくと、りんごが立体に見える線が描けていきます。

この指でなぞった線を目をつぶって想像だけで描けるようになること、が

デッサンの目を持つ。ということです。

考え方としては、中心を通して包丁でカットした時のカット面のラインです。

りんごを16カットくらいしたらこんなカットラインが入って、立体に見えるようになる、という考えです(*^^*)

 

何でもいいから包丁でカットした時のラインを想像して練習してみてください。

生き物とか...カットしたら怖いモチーフもありますが...(^▽^;)

 

実際のデッサン教室では「それは違う」と言われてしまうと思いますが、

チョークアートで必要なレベルとしてこの程度あれば十分通用するレベルになれます。

 

このデッサンの目を養うために、まずは簡単なモチーフから練習していってくださいね。

 

ちなみに、Y's colorではこの線を「補助線」、ど正面にいれた中心のまっすぐ線を「中心線」と言ってます。

で、応用で、横の補助線も入れると、より立体になります。

 

実際にりんごに縦横の補助線を入れた画像がこちら。

 

皮を剥けばちゃんと食べられるので、抵抗ない人は実際に油性マジックで描いてみてください(*^^*)

「りんご」を見るのではなく、この縦横の「補助線」を描くだ。

という練習をすると  特別デッサンの勉強をしなくても、自然に立体が描けていきます。

しかも、この補助線を実際に入れてしまえば  どんな向きに転がしてもちゃんと描けますよ。

 

まとめ。

 

問)チョークアートでデッサンの技術は必要か?

 

の私の答えは、

それに代用できる技があれば大丈夫。です(*^^*)

 

補助線、練習してみてくださいね。

 

※注意※これはY's colorでの個人的な考えです。理解、共感できない方は無視してくださいね(*^^*)

 

コメント: 2
  • #2

    Y's color (日曜日, 02 9月 2018 17:45)

    Chalk Holic 8p.さんへ♪

    いつも「なるほど」な意見をありがとう♪助かってます(*^^*)
    自身での確認や、他の人に見てもらってのイメージの意見をもらうのって確かに大事ですよね。
    自分ではちゃんと描けてる、って思いがちなタイプも、
    全然ダメだ。。。と自分に厳しいタイプの人も、
    どちらも客観的に見れる目をもてるといいよね(*^^*)

    光と影の話はまた別記事でとりあげてくつもりです(*^^*)
    これも話だすと長い話になってしまうから...(^▽^;)

  • #1

    Chalk Holic 8p. (日曜日, 02 9月 2018 01:26)

    チョークアート作家 兼 講師をしています8p.と申します。

    チョークアートと立体感は切っても切れない大切な要素。
    何故そこが光るのか?何故そこに影が落ちるのか?

    チョークアートで有る無い関係無く、
    絵描きのプロ、インストラクターとしての肩書をもっていくのならば、
    余計にデッサン力は絶対に無視出来ない事だと思います。

    でも、逆にデッサン力が全然無いって人は居ないと思っていて
    描けば描くほど、練習すればする程。
    デッサンの力は努力次第で段々とついていくモノだと思います。
    逆にやらなければ、サボれば…落ちていくモノでもあると思います。
    …むむ、このママではなんかキッツい事ばかり書きかねないので…

    とにかく今回の記事のリンゴデッサン、やってみる価値大有りだと思います。

    その上で、自分一人で出来るデッサンチェックの仕方とかボソりと…

    ☆描きながら時々遠目に距離をとって見てみて。(ひふみんアイですね)
    ☆絵を横から、反対から見てみて歪んでないか?
    コレ結構大事かななんて思いながら僕もやっている事です。

    そして、
    ☆(出来るだけ)厳しい目で見てもらえる人に勇気を出して見て貰う。
    評価の良い所、悪い所は聞き流さないで絶対にメモなりして忘れない様に。
    自分に足りない事、得意な事は何なのか。貴重な情報源になるんです。

    …と、自分にも常に言い聞かせるつもりで描き込ませて頂きました。
    そういう自分こそ頑張ってチョークアートを更なる高みに上げられる努力しなきゃ!

    長文失礼致しました…